1990年代には、年間100本だったTVアニメの制作本数は、2010年代以降には、年間200本。2014年のアニメ市場は、過去最高で2595億円規模になりました。
<メディア開発綜研> また、総務省の調査資料によれば、アニメジャンルの輸出額(放送コンテンツ関連輸出額・番組放送権の輸出額)は、2012年度には81億円にのぼります。
また経済産業省<コンテンツ産業の現状と今後の発展の方向性>ではアニメを含む日本のコンテンツ市場規模は年間約12兆円規模で産業規模としては鉄道、鉄鋼とほぼ同じ規模です。これらは日本を代表する産業ですからそれと同規模であるコンテンツ産業は日本の未来の産業として日本政府からも期待されています。
日本においては、全世代がアニメファンと言っても過言ではないほど、社会に浸透してきました。生活と密着したこれらのアニメコンテンツは、これからも大きな規模を維持していくでしょうし、広がる日本文化とともにさらに世界へ広がっていくのは間違いありません。一方、テクノロジーの発達によって、これから多くの職業がコンピューターや人工知能、ロボットに代替される可能性があると言われています。そうしたなかで、コンテンツビジネスは人間にしかできない職業です。アニメスタッフをめざすことは、将来にわたって活躍できるフィールドが確保されている分野であることは間違いないでしょう。