声優デビューし、仕事を続けていくための5つのポイントを紹介します。
早くデビューしたいがためにいきなり養成所の門をたたくのはおすすめしません。
養成所は、ある程度実力や素養を持った人が、週1回~3回のレッスンを受けながらデビューチャンスをかけてしのぎを削っているところです。おおむね声優の養成所には、全日制の声優スクールを卒業してきた基礎を経験してきた人が集まっています。
また、養成所から進める進路は、その養成所を主催している声優事務所だけになります。勉強をしてみて見えてくる自分の適性と声優事務所の特性があっていないということも起こりえます。このようなことから、経験0から声優になろうと養成所に直接入って行くと、時間とお金を浪費する結果になりがちです。
では、どのようにすればよいのでしょうか?
筆者がおすすめするのは、全日制の声優専門の学校で基礎を固めて、学校の卒業時に行う声優事務所オーディションで所属を狙うルートです。全日制のスクール、専門学校でなら、経験0からでも全日制で集中的に学ぶことで、着実実力がつきます。また、専門の学校では、きちんと学び、基礎力をつけた上で、付き合いのある複数の声優事務所による説明会をうけることができます。説明会で各事務所のことを知った上で、自分の特性、やりたいことにあった声優事務所を選び、所属をかけたオーディションをうけることができるのでリスクを最少化できます。
声優の学校、養成所でお金がかかることはもちろん、所属声優になってコンスタントに仕事がつくようになるまでは、 経済的に厳しい状況が続きます。声優への道を明確に決心した其の日から、資金を貯めはじめ、学費、上京資金、などを余裕を持って貯めておきましょう。 学費の支払い方法は、殆どの学校で分割支払が可能です。 無理のない返済計画をたてて、学校卒業後に芸能活動に専念出来る環境を作っていってください。
より大きな仕事をつかむためには、実績が不可欠です。デビュー直後から、目の前の仕事をきちんと、丁寧に行っていく必要があります。 最初のうちは、たとえ収入に繋がっていなくても、実績として数えられる仕事をしていれば、あとあとの仕事獲得時に有利になります。
どんな仕事も、人づてに舞い込んできます。いろんなフィールドで活動する中で出会う人とは、出来るだけつながりを持ち、そのつながりを維持する努力を続けましょう。 そういった意味では、アニメが学べるスクールで声優の勉強が出来ることは、アドバンテージになります。 そこには、将来のアニメ監督や作画監督がいます。学科やコースの壁を超えてつながることが、将来の仕事につながっていきます。
デビュー後もレッスンを続ける必要はあります。 殺陣をみがいたり、演劇や歌唱に力を入れたりと声優として、役者としての自分への投資を続け、武器を身につけられる者だけが生き残ります。